要約
3月11日は卒業式当日で、東日本大震災発生時刻、校内に児童生徒はいなかった。本校は指定避難所とはなっていなかったため、児童生徒とその家族が一時的に避難に訪れたが、物資・人員とも限られた中での対応だった。
目次
発災時施設に利用者などはいましたか?
- 卒業式当日で、高等部生徒は午前中で下校、小中学校部の児童生徒は臨時休業日だった。
発災時の状況・どのタイミングでどのように動きましたか?
発災直後~72時間(3日後)までの状況
- 発災時は職員室で事務作業をしていた。揺れが収まった後に、校舎の外に避難した。
- 余震も多く、当日は子供の安否確認までは困難だった。
- 管理職から「必要な人は、まずは自分の家族の安全を確認しなさい。」と伝えられ、いったん自宅へ戻った。
- 翌日、学校へ向かうと、ちょうど担任している子供と家族が車で来校しており、お互いの無事を喜んだ。
- 担任する子供宅へ家庭訪問(安否確認)を行い、本人、ご家族の無事を確認した。避難所には行かず自宅にいたこと、発災時、本人は放課後等デイサービス利用中だったこと、放課後等デイサービスの職員が自宅まで送り届けてくれたことを保護者から教えてもらった。
72時間(3日後)~1週間程度の状況
- 勤務中に、職員同士で情報交換をすることができた。家庭訪問や、電話等、その時にできる方法で、担任する子供とその家族の無事を確認していたようだった。
- 学校では当時から災害時に備え、各家庭からおむつや災害時の保存食等を預かり保管していたが、それを引き取りにくるご家庭もあったと記憶している。
1週間~1か月程度の状況